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マラリア対策に環境要素、特に気候をどう組み込んでいくのか?-パート2-

前回は、気候変動公衆衛生に影響を与えることは書きました。

今回は、それならば、東アフリカの政府は対策として何ができるのか、その対策の評価項目、および、政策が実施されるかどうかの決定要因について書いていこうかと思います。

見直しなしであげているので、誤字脱字も多く、読むに耐えられないレベルだと思いますが、これはあくまでも、メモですので・・・笑

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エリトリアの適応策の事例
エチオピアから1993年に独立したエリトリアは、NAPA(国家適応行動計画)の中で、公衆保健分野においては、旱魃早期発見システムの構築、水供給の質の向上、危機管理能力の向上、ワクチンや保健施設の充実化をあげている。

評価方法・基準
このように、各国政府は適応策のための政策を策定しているのであるが、それが成功するにはどういった要素が必要かは、政策立案者の間でも同意が取れていない。

その点について、Adger(A)が興味深い(結論はそうでもないが)研究を行っている。

Adgerは、政策によって目標は異なり、また対象としている地域やタイムスパンも異なるので、その政策が成功したかどうか、また、将来成功するかどうかは、その異なる地域やタイムスパンを考慮しなければ分からないと言っているようです。(不確か。しかし、当たりやろ。)。

彼は、具体的には、効果性、効率性、公平性、法の遵守性(Legitimacy)を評価基準にするべきだと主張しています。しかしながら、その評価基準のどれに重きを置くべきなのかについては、固定値があるのではなく、その政策の計画実施段階において、その社会の利益集団の同意と意見合意過程において決定されるべきであると述べています。

まぁ、簡単に言うと、何が大切かは社会社会によって違うから、その社会の構成員に聞きましょうよ、ということだと思います。

(これまた、当たり前やろ・・・)

政策実施に影響を与える要素
しかしながら、実際に各国政府が気候変動の対策を行うか、もしくは行うことができるかどうかは、分からない。なぜかというと、天候のみならず、以下の8つの要素が複雑に込み合わさっているからだ(Conrad)。それらは、経済力、開発のステージ、地理、天然資源、市民社会の発展度合い、国内および国際社会の政治体制、気候変動リスクに対する認識度である。

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というわけで、次回は実際に気候がマラリアの発生にどのような影響を与え、どのような対策が世界で議論されているかについてみていきたいと思います。

参考文献
Neil Adger, W., N. Arnell, et al. (2005). "Successful adaptation to climate change across scales." Global Environmental Change 15(2): 77-86.

| 気候変動 | 20時18分 | comments:0|このエントリーを含むはてなブックマーク|trackbacks:0 | TOP↑

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マラリア対策に環境要素、特に気候をどう組み込んでいくのか?-パート1-

現在、気候危機管理(Climate Risk Management)という、政策系のゼミを受講しています。で、学期末というか、あと数日で20ページの論文を仕上げないといけないのですが、まったくやる気がなく進まないので、日本語で打ち込んでいくことにしました。

論文の題は、「気候変動とマラリア対策-東アフリカの事例-」

第1回目は、「公衆衛生と開発、気候」という題です。

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公衆衛生と開発の関係
公衆衛生と開発は密接に関わりあっている。例えば、国連ミレニアム目標の8つの目標のうち、3つが公衆衛生である。5歳以下の幼児の死亡率を3分の2までに減らす(目標4)、出産母の死亡率を4分の3にする(目標5)、エイズ、マラリア、他の感染症の拡大を減らし半減する(目標6)。ジェフリーサックスの研究によると、サブサハラアフリカにおいては、公衆衛生が達成されていないために、GDPの2-3%が押し下げられているとも言う。

公衆衛生と気候の関係
個人や地域の感染症への脆弱性は、経済社会情勢・人口疫学が大きな影響を与えていることは確かであるが、気候も大きな影響を与えている(C)。アフリカの多くの国では感染症をコントロールできていないために、気候が変わることによって、感染症の季節的、空間的分布に大きな影響力を発しているのである。

経済社会情勢及び人口疫学は、人々の感染症への脆弱性に持続的な影響を与えているが、気候は特に、感染症のエピデミックを引き起こすと言われている(C)。具体的に言うと、その年の気候(雨が多かったかどうかなど)は、隔年の感染症の発生率の違いと相関関係があり、数十年おきの気候の変異は、感染症の分布と、人々の脆弱性に影響を与えている(C)。

したがって、WHOは気候と密接に関連のある病気を、Climate Sensitive Diseasesとして、指定している。最も顕著なものはマラリアであるが、他のNeglected diseasesも影響を与えると指摘している。

続く。

参考文献
文中のCは以下の文献を参考にしています。
Connor, S., P. Ceccato, et al. (2006). "Using climate information for improved health in Africa: relevance, constraints and opportunities." Geospatial Health 1(1): 17-31.

PS:昨日紹介した、EndNoteで上の参考文献も一発でできます♪

| 気候変動 | 19時36分 | comments:0|このエントリーを含むはてなブックマーク|trackbacks:0 | TOP↑

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NASAが行う、都市と気候の研究プロジェクト

NASAは、実は、宇宙のことだけでなく、気候やそれが社会に与える影響についても研究しています。で、今回注目したいのは、「気候と都市」の研究プロジェクト。

まさに、JICA研究所のお仕事と同じです。

以下は、NASAのプロジェクトを調べたので、忘れないための自分用のメモです。

Cynthia E. Rosenzweigが、率いているプロジェクトの様です。

で、プロジェクト自体は、Urban Climate Change Research Network (UCCRN)

世界中の科学者、政策立案者のネットワークのようで、NYCの市長であるマイケル・ブルームバーグがリーダーのようです。

2007年には、大きなシンポジウムをやっています。


で、うちの大学も関わっていて、そのセンターが、
The Center for Climate Systems Research (CCSR)



The Center for Energy, Marine Transportation and Public Policy

特に、上のやつは、海上交通とか興味ないしと思って、研究会やHPも見たことがなかったのですが、今回見てみると、なかなか面白い教授陣です。

というのも、PhDをとっておいて、その後シェルやコンサルタント会社で働いて、また学界に帰ってきた人が多いようです。

| 気候変動 | 17時53分 | comments:0|このエントリーを含むはてなブックマーク|trackbacks:0 | TOP↑

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アイルランド元大統領登場!

今学期は、ミニ単位(半期)で、「気候変動、開発、人権」という授業をとっています。で、今週金曜日に、授業にアイルランド元大統領で、元国連人権問題担当高等弁務官で現在はうちの教授である、メアリー・ロビンソンが登場します!メアリー・ロビンソンとはこんな人@ウィキペディア

国際連合人権高等弁務官事務所とは、国連人権「委員」会を格上げしてできた、国連人権「理事」会を補助する事務機関のようです。その高等弁務官は、国連事務次長としての役割を担うようです(外務省)。

ちなみに、国連の理事会といえば、有名な安全保障理事会、経済社会理事会、信託統治理事会、があるのですが、これらは主要機関として挙げられていて、他の総会、国際司法裁判所、事務局が同レベルの組織のようです(国連広報センター)。人権委員会は、それより下のレベルの、総会の補助機関です。

ちなみに、上記のリンク先を見ていて初めて知ったのは、世銀がUNの専門機関であることです。とかく、UN vs WBなどと言われますが、少なくとも形式上は、世銀はあくまでも国連の専門機関という位置づけのようですね。

と、話はそれましたが、前回ステグリッツの時は、何も質問できなかったので、30人のゼミに登場する彼女には、何か質問を準備しておこうかと思います。

| 授業 | 22時49分 | comments:0|このエントリーを含むはてなブックマーク|trackbacks:0 | TOP↑

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終了

ジャイカの仕事がほぼ終了しました。

上司からの細かい修正だけだと思います。

今回も反省ばかりです。

今年の目標である、「やり抜く」は徹底できたのでよかったですが、時間かかり過ぎです。ありえないです。上司の方にも、相当迷惑をかけてしまいました。

でも、収穫としては、気象学、工学、経済学の3分野のレポートをまとめることができた点です。とても貴重な経験をさせていただきました。

引き続き、学期末に向けてがんばります。

| 気候変動 | 02時06分 | comments:0|このエントリーを含むはてなブックマーク|trackbacks:0 | TOP↑

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