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アメリカという空気

なぜ、留学先としてアメリカを選んだのかと聞かれることが多いです。

理由は、もちろん、社会科学を学ぶならアメリカが進んでいると思った、とか、国際機関の本部があるからとか、理性的なものもあります。しかし、最終的には感情で選んだかと思います。

それに気がついた一日でした。

今日は、イギリスから出張に来た旧友に会いました。

友人は、博多っ子で、昨年はフィレンツェで、今年はマンチェスターで働いています。なので、ヨーロッパのお話が多く、アメリカと比較することができました。

なんとなく感じたのは、合衆国は欧州とは(そして極東とも)「空気」が違うということ。空気というのは、人の生き様であったり、コミュニケーションの総合体かもしれない。雰囲気といってもいいかもしれない。

アメリカにいると腹が立つことも多々あります。例えば、大学のことを大学の職員に聞いているにも関わらず、自分が知らないと”I don’t know”で済まして、他の人に聞いてまでは対応しようとしないなど、大学の職員の無責任さに切れたりもする。

しかし、アメリカの「空気」を特徴付けるものは、アメリカ人、そしてアメリカで生活を営む人には当事者という意識が根付いているということ。助け合いという感覚は少ないために、自分のことは自分で責任を持つ。要求するべきことは要求しないと、誰も自分のことを気遣って世話を焼いてくれることもない。そんな空気。

でも、当事者として自分のことは自己で解決しようという気持ちを持っていて、同時に社会のことも当事者として自分から変えていこうという気概がある。

例えば、同じプログラムの学生も、クリーンエネルギーのことを勉強していれば、家の省エネから始まり国家のエネルギー政策にいたるまで、耳にたこができるほど○○すべきだと主張し、そして自分でコンサル会社を立ち上げ住宅の省エネ改善のために、コンサルサービスを提供していたりする。正直、毎回同じ主張で他人の意見を聞かない姿勢には疲れることも多々ある。

しかし、このようなことを起こるのも、当事者として社会の中で自分のことや、自分が社会へどうアプローチするのかを決めるのは、家族や上司、ましてや国家ではなく、自己そのものであるという感覚が身についているからなのかもしれない。

また、知らないもの同士でも共有する時間を楽しもうという「空気」もある気がする。

今日地下鉄でトランペットを持って乗ってきた学生がいた。混雑しているので邪魔だと思う人もいたと思うが、ある乗客が「弾いてみろ」と言って、演奏し始めた。写真をとる人もいるので、みな好き勝手である。その学生も恥ずかしそうだ。

でも、なぜかその場の空気を楽しもうという心意気は共有されていて、ひとつの車両だったけれども異なった人生を歩む人たちは、一人の若者が生み出す音を通じて、ひとつの時間を共有して楽しんでいる。

これもアメリカの「空気」の一部を構成しているもののような気がした。みな人生の背景や生き方は異なっているけれども、一度一緒の時間をすごすときは楽しもうではないか、という「空気」。

私たちはひいきにしているレストランの理由を聞かれて、なんと答えるだろうか?

あのメニューのあの調理法がいいからという、論理的にグルメっ子の答えもあるかもしれないが、、「雰囲気がいい」からと答えることも多い気がする。

同じように、なぜアメリカがいいのかと聞かれると、奨学金が充実しているからとか、社会科学、特に公共政策学・経済学はアメリカが発達しているからとかという論理的な答えもあるけれども、究極は「アメリカの空気が好きだから」という答えになる気がする。

留学している人のブログを読んでいると、「うちの大学最高!」とか「アメリカ最高!」という感想も見かける気がする。

そんな洗脳にも近いけれども、所属コミュニティーを愛することができるようになるアメリカの「空気」も好きだ。

僕に「アメリカの空気が好き」と書かせる、アメリカの「空気」は興味深い。

| 独り言 | 18時33分 | comments:0|このエントリーを含むはてなブックマーク|trackbacks:0 | TOP↑















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